一般外来(一般内科・小児科)・各種予防接種
風邪、インフルエンザ、アレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎など)を含め、最も身近な病気の加療を小児~大人まで行っております。
また、病院と診療所間の連携(病診連携)を積極的に行っております。
この連携により病院より紹介いただいた方が持たれている、各疾患の診察で大切な注意事項を確認しながら治療を進めております。
診療所では対応できない病状が出現しても滞りなく病院と連携が取れるようになっております。
循環器内科について
高血圧症
生活習慣病のなかで一番皆様が心配されている病気であり、万病のもととなります。
脳出血、動脈硬化、腎臓への負担、不整脈発症など関連する病気は多岐にわたります。
高血圧治療で一番大切なことは、良好な血圧をいかに維持していくかです。
以前と異なり、降圧剤(血圧を下げる薬)は飲み始めたら一生飲まなければならないということはありません。
必要がなくなれば内服中止は可能です。
コントロールの悪い血圧のままでいることが一番問題となります。
不整脈
心臓の拍動を自分で感じられることを動悸といいます。
動悸の原因は不整脈、ホルモンの異常、心臓弁膜症など多岐にわたります。
不整脈は心臓の収縮のリズムが乱れることです。
不整脈は心臓の機能と密接に関係しているもの、関係していないものがあります。
症状はあるが治療しなくてよい不整脈、症状がなくても治療しなければいけない不整脈など多岐にわたります。
これらは12誘導心電図、24時間心電図、心臓超音波検査を用いながら正確な判断をして治療を行う必要があります。
当院では不整脈の侵襲的治療後(ペースメーカー植え込み、植込み型除細動器植え込みなど)の機械のチェックも可能であり必要に応じて調節も行えます。
狭心症・心筋梗塞
心臓に酸素を送る血管が細くなる事(狭窄)を狭心症といい、閉塞して心臓の筋肉にダメージが来ることを心筋梗塞といいます。
多くは、生活習慣病と密接にかかわっています。
これらの病気が確認されると、再発予防の為に、より厳格な生活習慣病の治療が必要とされます。
医療の進化に伴い、これらの治療はより専門的になっており(冠動脈ステント植え込み後、心臓弁膜症術後などの加療)、治療の専門性が高まっております。
当院ではカテーテル治療後、心臓手術後の内服加療、手術後の心臓の状態の評価も可能です。
再度手術が必要な場合はカテーテル治療ができる、近隣の医療機関と提携し診療をおこなっております。
糖尿病について
高血圧とともに生活習慣病のなかで一番皆様が心配されている病気であり、万病のもととなります。
糖尿病は合併症の病気といわれているように、糖尿病コントロールの主目的は合併症発症予防と、進展の抑制です。
血糖調節のバランスが崩れ、高い血糖値が繰り返し出現する状態です。
残念ながら、自覚症状が強い人と、そうでない人があります。
自覚症状が強い人が重症とは限らず、自覚症状がない人でも、糖尿病のコントロールが悪いと、大血管症(脳梗塞、心筋梗塞、末梢動脈疾患)、目の病気(糖尿病性網膜症)、腎臓の病気(糖尿病性腎症)、神経の病気(糖尿病性神経障害)を発症したり、病状を進行させます。
当院では迅速に測定できるHbA1c測定器も使用しながらインスリン治療も含めた、糖尿病の治療をおこなっております。
循環器内科・糖尿病内科について
当院は循環器科と糖尿病内科を診療科目として掲げております。
循環器疾患と糖尿病とは密接に関連しています。
2013年の糖尿病の診療指針では下記が報告、提唱されております。
- 1型及び2型糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べて冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)の発症頻度は2~4倍に上昇すると報告されている
- 大血管症の発症リスクは境界型と呼ばれる耐糖能異常状態の時から上昇する
(耐糖能異常:インスリンの分泌不足や作用不良などによって生じる血糖値正常化機能不良の状態(食後高血糖に示される)) - 糖尿病大血管症のスクリーニング検査(安静心電図、胸部単純写真、頸動脈エコー、足関節上腕血圧比(ABI))を年1回行うことが望ましい。
- 糖尿病大血管症の予防には、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満、喫煙などのリスク因子を包括的に、かつ早期から厳格にコントロールすることが重要。
このように、糖尿病と循環器疾患とは深くかかわっていることがわかります。
また、耐糖能異常状態の項目にもあるように、早期発見、加療が合併症を起こさないという意見も多く提示されております。
当院では、耐糖能を調べる「経口ブドウ糖負荷試験」の検査や、上記検査が行える機器を取り揃えており、みなさまの糖尿病の早期発見、糖尿病合併症の予防・進展の抑制に努めたいと考えております。